付加保険料

 

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付加保険料は保険のコスト(費用)

付加保険料とは、要するに保険会社の儲けとなる部分のことです。付加保険料は生命保険会社の事業費(人件費・契約に関する諸費用・事務所の運営費など)となる部分です。保険の契約者から見た場合この付加保険料の部分は自分の保険に関連しない支出ということになります。

付加保険料は生命保険契約における「手数料」!?

付加保険料は前述の通り、私たち生命保険の契約者とはほとんど関係の無い保険料になります。つまり、生命保険の保険料で言えば「死亡保険料」+「貯蓄保険料」の部分が生命保険の「原価(純保険料)」となり、「付加保険料」が生命保険会社の収益部分となっています。いいかえると、付加保険料は「保険契約における手数料」ということです。

 

実は高額!付加保険料(手数料)の開示と競争

最近はインターネットを使った取引などにより様々な金融サービスの手数料が下がってきています。例えば株式投資(証券会社の売買委託手数料)を見ても、金融ビッグバン以前は各社共通であり、売買高の1%程度の手数料が一般的でしたが、ネットの普及に伴い、手数料も0.1%以下が当たり前になってきました。

しかしながら、現段階において生命保険の手数料というものは、この付加保険料という形で非常に分かりにくく設計されており、それぞれの保険会社は生命保険の原価(「死亡保険料」+「貯蓄保険料」)を明らかにはしていません。つまり、手数料がどの程度上乗せされているのかわからないという状態なのです。

2008年には、ネット専業生命保険会社である「ライフネット生命」が自社の生命保険の保険原価を公開しました。同社は定期保険と定期医療保険のみの取り扱いではありますが、こうした会社が増えることで、適切な競争が起こり透明性のある生命保険となることが望まれていると思います。

同社によると以下のように保険料が公開されています。なお、保険金額が上がるほど、年齢が上になるほど、付加保険料の比率が下がる(手数料率が下がる傾向があるようです)

20歳男性の場合(保険金1000万円):純保険料64% 付加保険料36%
30歳男性の場合(保険金1000万円):純保険料67% 付加保険料33%
40歳男性の場合(保険金1000万円):純保険料75% 付加保険料25%
50歳男性の場合(保険金1000万円):純保険料79% 付加保険料21%

20歳女性の場合(保険金1000万円):純保険料49% 付加保険料51%
30歳女性の場合(保険金1000万円):純保険料61% 付加保険料39%
40歳女性の場合(保険金1000万円):純保険料70% 付加保険料30%
50歳女性の場合(保険金1000万円):純保険料76% 付加保険料24%

こうやってみると、付加保険料(保険会社の手数料分)ってかなり大きいことが分かりますよね。ライフネット生命がこの保険の原価を公開した理由は他社と比較して優位性があるからでしょう。

たとえば、20代女性の保険の場合は手数料が51%と半分以上は保険会社の儲けに消えていることが分かるわけです。

若い時から生命保険に入った方がお得ですよ!というセールスの裏には、手数料が高い(自分たちのうまみも大きい)という裏の声も聞こえてくるようです。

 

保険ショップや保険営業への高額報酬もこの付加保険料があってこそ

最近では保険ショップも増えており、都市部では色々なところに保険の相談が無料でできるというお店が増えています。こうした保険ショップの経営を支えているのは、利用者が保険に入った時に保険会社から保険ショップへ支払われる報酬です。

これによて保険ショップは経営しているわけです。それなりの金額が支払われているが容易に想像できます。

また、セールス成績の高い保険営業マンは高額報酬を得ていることもご存じの方も多いでしょう。そうしたセールスマン(保険レディ)の高額報酬を支えているのも、当然ですが、私たちが支払っている保険料(のうち「付加保険料」)なのです。

 

 

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