個人年金保険は、公的年金の見込額を確認したうえで、老後の生活費を補う選択肢の一つです。死亡保障を主な目的とする保険ではありません。「死亡したら払込保険料が必ず全額戻る」とも限らないため、受け取る場面を分けて確認しましょう。
死亡時に受け取れるものは、時期と年金の種類で変わる
| 死亡した時期・年金の種類 | 確認する受取内容 |
|---|---|
| 年金受取開始前 | 死亡給付金を受取人が受け取ります。払込保険料相当額を基準にする商品がある一方、長寿年金などでは死亡給付金をそれより低く抑える商品もあります。 |
| 開始後・確定年金 | 被保険者が死亡しても、残りの受取期間に対応する年金または一時金を受け取れる仕組みです。 |
| 開始後・有期年金や終身年金 | 保証期間の有無や年金原資の保証条件によって異なります。保証期間外の死亡で年金が終了する場合もあり、残額を一時金で受け取れる商品もあります。 |
上の表は一般的な仕組みです。生命保険文化センターは、開始前の死亡給付金を払込保険料相当額の7割などに抑える長寿年金の例も紹介しています。具体的な金額、受取人、保証期間は保険証券・契約概要で確認してください。
加入前・見直し時に比べるところ
- 公的年金の見込額と老後の支出を照らし、民間で補いたい時期と金額を整理する。
- 年金の種類、受取開始年齢、受取期間と、開始前後の死亡時の取扱いを確認する。
- 払込保険料の総額、受取見込額、途中解約時の解約返戻金を同じ条件で比べる。解約返戻金は払込総額を下回る場合があります。
定額型でも物価が上がると受取額の実質的な価値は下がり得ます。変額型や外貨建てでは運用・為替によって受取額が変わり、費用や解約条件も異なります。個人年金保険の詳しい比較で、公的年金、iDeCo、NISA、預貯金との役割の違いも確認できます。