保険料を下げる前に、残す保障を決める

保険料と保障額のバランス

保険料が家計に重い人へ。必要な保障を先に確かめ、今の保険料と更新後の負担を比べながら、保障を減らしすぎない見直し方を整理します。

保険料の負担感だけで保障を減らすと、万一のときに必要なお金まで失うことがあります。一方、保障を厚くしすぎて毎月の生活や貯蓄が続かなくなるのも避けたいところです。必要な保障と、家計から払える額は別々に出してから比べます。

保障と保険料を比べる3つの手順

  1. 不足する保障を出す。死亡時の生活費などから、受け取れる公的給付、勤務先の保障、使える貯蓄を差し引きます。家族構成と必要な期間も決めます。
  2. 今後払う保険料を出す。契約ごとに現在の月額・年額、払込終了時期、更新時の保険料を確認します。貯蓄型の契約は保障の対価と積立目的を混同しないようにします。
  3. 同じ条件で見直し案を比べる。保障額だけでなく、保険期間、支払事由、免責、更新後の負担を揃えて比べます。家計から無理なく払えるかも確認します。

死亡保障の不足額がまだ分からない場合は、先に生活費から死亡保障を考える方法で期間ごとの支出を整理してください。保険料の一定割合を「正解」とする方法では、扶養家族や貯蓄の違いを反映できません。

民間保険で補う範囲を確認する

金融庁は、公的保険を理解したうえで民間保険を必要に応じて検討するよう案内しています。制度を知ることは保険を減らすためだけでなく、残すべき保障を見つけるためにも重要です。

保障の種類ごとに先に確認するもの
備えたいこと公的制度など不足する場合の視点
死亡後の生活費遺族年金、勤務先の弔慰金、団信、遺族の収入と貯蓄家族の生活費・教育費が必要な期間だけ不足するか
病気やけがの治療費公的医療保険、高額療養費制度、勤務先の給付自己負担、保険外費用、治療中の収入減を貯蓄で賄えるか
働けない間の収入勤務先の休職制度、傷病手当金、障害年金などの受給条件収入が落ちる期間と、保険の給付開始・終了時期が合うか

遺族年金は家族構成や加入歴で受給可否・金額が異なります。傷病手当金も健康保険の加入状況で扱いが異なります。実際の受給条件は公的窓口で確認してください。団信はローンや契約者の保障条件を確かめ、住居費が全てなくなる前提にはしないでください。

保険料は「今」と「更新後」を年額で見る

契約が複数ある場合は、年払保険料と月払保険料を同じ年額に揃えます。更新型の契約は、現在の支払額だけでなく更新後の見込み額も確認します。金額が分からなければ保険会社に契約別の案内を依頼してください。

年額に揃える例(数値は説明用の仮定)
確認する時期月額年額換算
現在24,000円288,000円
更新後の試算31,000円372,000円
差額7,000円84,000円

この例は実際の保険料を示すものではありません。保険料の変化だけで結論を出さず、更新後も必要な保障が続くか、生活費・住宅費・教育費・予備費を払ったうえで継続できるかを合わせて見ます。

保障額と家計の状況で、見直す順番を変える

状況別の確認順
現在の状況先にすること避けたいこと
保障が不足している不足する金額と期間を確認し、貯蓄や勤務先制度で補えるか検討する保険料だけを理由に、さらに保障を削る
保障は足りるが保険料が重い重複・過大な保障や特約を探し、減額後の条件を見積もる返戻金や再加入の条件を見ずに解約する
保障も保険料も許容できる更新時期、子の独立、退職など次の見直し時点を決める理由なく契約を入れ替える

扶養家族がいない人は大きな死亡保障の必要性が低い場合があります。一方、子育て中は教育費が残る期間を重視します。住宅ローンがある人は団信の対象と残る住居費を確かめ、退職前後は収入の変化と保険料の支払期間を見直します。

保険料を下げる方法と失うもの

負担を下げたいときは、保険会社に同じ日付で、変更後の保険料・保障内容・返戻金を並べた試算を依頼すると比較しやすくなります。選べる手続きは契約によって異なります。

主な選択肢と注意点
方法保険料への影響保障・契約上の注意
保障額を減らす減額した部分の負担を軽くできる場合がある減額部分は解約扱いとなり、特約も減る場合がある
特約を外す対象の特約分の負担を減らせる場合がある連動する特約も外れる場合がある。支払対象を再確認する
払済保険に変更する以後の保険料払込みを止める返戻金を基に保障額が小さくなり、特約が消える。利用できない契約もある
解約するその契約の保険料負担がなくなる保障もなくなる。返戻金、税金、再加入時の告知・保険料を確認する

貯蓄型保険は、保障と資産形成の目的を分けて考えます。短期で解約すると払込額より返戻金が少ない場合があります。外貨建て・変額保険では為替・市場の変動や費用も確認し、保険料控除だけを目的に契約を続けるか決めないでください。

変更前に確認すること

  • 保障の不足額と必要な期間を、家族の状況ごとに確かめた
  • すべての契約の保険料を年額に揃え、更新後と払込終了まで見た
  • 変更案ごとの保障内容・支払対象外・特約への影響を比べた
  • 解約返戻金と税金、再加入時の告知条件を確かめた
  • 変更後の保障が有効になる前に、元の契約を解約しない

次にやること

  1. 保険証券と更新のお知らせを並べ、現在・更新後の年額と保障期間を書き出す。
  2. 生活費から死亡保障を考えるページで不足額を出し、今の死亡保険金と比べる。
  3. 減額・特約整理・払済・解約の試算を、現在の保険会社に同じ条件で依頼する。払済保険の注意点も確認する。
  4. 変更の影響が大きいときは、保険会社や専門家に返戻金・税金・保障の空白期間を確認する。

制度と契約の確認先

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保険料が重いと感じたとき、削る前に整理したいこと

保険料を下げたいときは、必要な保障まで削らないように、契約内容と家計を分けて確認することが大切です。

ほけんのAIは、LINEで保険証券や家計の悩みを整理し、必要に応じてFPオンライン相談へ進める民間サービスです。保険料を抑えたい一方で、死亡保障や医療保障を削りすぎないか確認したい人に向いています。

向いている人
保険料負担を下げたい人、特約や貯蓄型保険を整理したい人、解約前に減額や払済も含めて確認したい人。
注意したい人
すでに解約手続きだけを進めたい人、特定の商品だけを比較したい人、AIだけで契約判断まで完結したい人。

無料相談は公的な中立相談ではなく、提携FP・保険代理店等につながる可能性がある民間サービスです。解約返戻金、税金、再加入時の告知や保険料は保険会社や専門家にも確認してください。

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