保険料の未払いと保障

生命保険の失効とは

保険料の払込猶予期間が過ぎても支払いがなく、自動振替貸付などでも継続できないとき、契約の効力が止まることです。

失効は、保険料の引き落としに一度失敗しただけで直ちに決まるものではありません。まず払込猶予期間があり、その後も未払いで、自動振替貸付などによる継続ができない場合に失効します。失効中は原則として保障がなく、後から復活しても失効期間中の出来事まで保障されるわけではありません。通知を受けたら、実際の失効日と契約の状態を保険会社に確認してください。生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会の解説も確認できます。

未払いから失効まで

引き落とし失敗と失効は同じ日ではない
  1. 保険料が未払い再振替や払込方法、未払額を確認する
  2. 払込猶予期間期限内に必要な保険料を払えば、通常は契約を継続できる
  3. 失効の判定猶予後も未払いで、自動振替貸付等が適用されなければ効力が止まる

各期限と自動振替貸付の対象可否は契約によって異なります。書面・マイページの通知日だけでなく、約款上の失効日を確認してください。

失効した後の手続きは一つではない

契約を続けるか判断するための主な確認先
手続き何を確認するか
失効取消一部の会社・契約で、失効後の短い所定期間に未払保険料を払うと、失効を取り消せる制度です。対象、期限、保障の扱いを契約先に確認します。
復活扱いがある契約なら、所定期間内に告知・診査と未払保険料の支払い等を行い、保険会社の承諾を受けます。健康状態などにより認められない場合があります。
解約など契約を続けない場合は、解約返戻金の有無・金額と、ほかに必要な保障がないかを先に確認します。失効しただけで返戻金が必ず支払われるわけではありません。

生命保険文化センターによると、復活には告知または診査と失効期間中の保険料が必要で、復活を扱わない商品もあります。失効取消は一部の会社が設ける別の制度です。たとえば大同生命の案内は、同社の失効取消では失効日にさかのぼる一方、復活では失効日から復活の責任開始日まで保障がないと区別しています。この扱いを他社の契約にそのまま当てはめないでください。

通知を受けたら、まず確認すること

  1. 保険証券や通知を手元に置き、保険会社に現在の効力、未払保険料、猶予期限、失効日を確認する。
  2. すでに失効しているなら、失効取消・復活の対象と期限、必要書類、告知の要否、保障が再開する日を尋ねる。
  3. 病気や事故などが起きている場合は、発生日と保障の状態を伝え、給付対象を契約先に確認する。復活を待てば過去の出来事も自動的に対象になるとは考えない。

失効前なら払込猶予期間と口座振替の再請求を確認してください。すでに失効した契約の手続きは復活の解説へ。今後の保険料も重い場合は、契約の効力を確かめたうえで保障を残しながら負担を調整する方法を比較できます。