会社の資金と家族の生活費を分ける
大同生命の契約を持つ経営者や個人事業主は、まず保険証券の契約者・被保険者・受取人を確認してください。法人が保険金を受け取る契約なら、そのお金が自動的に家族の生活費になるわけではありません。会社の事業継続資金と、遺族の生活費を別々に見積もります。
| 資金の行き先 | 主な使い道 | 照合する資料 |
|---|---|---|
| 会社 | 借入金の返済、当面の人件費・固定費、引き継ぎに必要な費用。 | 借入返済予定表、資金繰り表、会社の現預金、既存の法人契約。 |
| 家族 | 生活費、住居費、教育費、葬儀費用など。 | 遺族年金、家計収支、預貯金、個人契約、退職金規程。 |
両方を足して一律の保障額にするのではなく、それぞれの必要資金から利用できる現預金や既存保障を差し引きます。借入条件、取引先、従業員数、後継者の有無で必要額と期間は変わるため、見積書の前提を決算資料と突き合わせてください。
公式情報で確認すること
大同生命のご契約者向けページには、契約者マイページ、しおり・約款、請求・変更手続きの入口があります。マイページの登録には保険証券番号を使います。法人契約では、決算時の参考資料となる経理処理案内サービスも確認できます。
経理処理案内に載らない契約や、自社の処理と数値が異なる場合もあると会社は説明しています。仕訳や税額の個別判断は、資料を顧問税理士や税務署にも示して確認してください。
| 確認するもの | 見るポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| 保険証券 | 証券番号、契約者、被保険者、受取人、保障額と期間。 | 会社が受け取る契約と家族が受け取る契約を混同しない。 |
| 提案書・設計書 | 資金需要の前提、保険料、返戻金、更新後の条件。 | 借入金や固定費の現在の数字と合っているか確認する。 |
| しおり・約款 | 死亡・疾病・就業不能等の支払条件、免責、告知。 | 商品名が似ていても契約時期・特約で条件が異なる。 |
| 経理処理案内 | 保険料・配当金の仕訳、資産計上額、決算期。 | 案内は参考資料。自社の税務処理は専門家へ確認する。 |
家族の保障は公的制度を先に確認する
家族の生活費を見積もるときは、遺族年金、勤務先の死亡退職金、預貯金、個人で加入した保険を確認します。病気やけがへの備えは公的医療保険・高額療養費制度を確認し、働けない期間は加入する健康保険で傷病手当金の対象かも確認してください。経営者・個人事業主でも、加入制度や勤務形態によって利用できる給付は異なります。
金融庁の公的保険ポータルで制度の入口を確認し、実際の受給要件・金額は加入先の年金・健康保険の窓口へ確かめます。会社の運転資金や借入金は遺族年金で補われるものではないため、家計とは別に見積もります。
「保険料は全額経費」と決めつけない
法人契約の保険料は、契約日、保険種類、最高解約返戻率、受取人などによって税務上の扱いが異なります。国税庁は、2019年7月8日前の契約と同日以後の契約で定期保険等の取扱いを分けています。一定の条件では保険料の一部を資産計上するため、保険料の全額をその期の損金にできるとは限りません。
大同生命の経理処理案内、契約時の設計書、決算書の資産計上額を並べ、国税庁の2019年7月8日前の契約と同日以後の高い解約返戻率を持つ契約の案内を確認してください。解約返戻金や保険金を受け取る際の処理、役員退職金との関係も、顧問税理士へ契約ごとに確認します。
減額・解約・請求で確認すること
法人契約の保険料が負担なら、解約だけでなく、減額・払済保険への変更・特約の見直しが可能かを大同生命へ照会します。どの方法でも保障、返戻金、将来の保険料、税務処理が変わり得ます。解約後に同じ条件で再加入できるとは限らないため、変更前後の試算を受け取ってから判断してください。
保険金・給付金の請求では、誰が受取人か、どの病気・状態が支払対象かを契約の約款で確認します。大同生命は手続き一覧で請求・払済・変更の入口を案内しています。未請求の給付がないかも含め、契約者・受取人に応じた窓口へ確認してください。
次に確認すること
- 保険証券番号と契約者・受取人を確認し、会社と家族のどちらに保険金が入るか分ける
- 会社の借入返済予定表・資金繰り表と、家族の公的保障・預貯金をそれぞれ照合する
- 契約者マイページで現在の保障・返戻金を、約款で支払条件を確認する
- 法人契約なら経理処理案内と決算資料を顧問税理士に示し、変更前後の処理を確認する