郵便局で入った保険の証券を持つ人、親の古い保険を整理する人へ。2007年9月までの旧簡易生命保険と、同年10月以降のかんぽ生命の契約は別の制度です。契約時期を見てから、請求・満期・見直しの条件を確認します。郵便局の保険でも、遺族年金や公的医療保険のような社会保険そのものではありません。
- 契約日を確認2007年9月以前の簡易生命保険か、それ以降の契約か
- 用件を分ける入院・死亡の請求、満期、住所変更、見直し
- 公式窓口へ証書記号番号を持って郵便局・かんぽ生命へ確認
旧簡易生命保険と現在の契約は何が違う?
| 確認項目 | 旧簡易生命保険 | かんぽ生命の契約 |
|---|---|---|
| 契約時期 | 2007年9月30日までの契約 | 2007年10月1日以降の契約 |
| 権利・義務 | 郵政管理・支援機構に承継。実務はかんぽ生命へ委託 | かんぽ生命が引き受ける民間の生命保険 |
| 政府保証 | その契約が消滅するまで保険金等の支払いに政府保証が継続 | 政府保証はなく、保険契約者保護制度の対象 |
| 保障を増やす変更 | 民営化後は旧契約の保障を大きくする変更はできない | 現行の商品・引受条件に応じて確認 |
かんぽ生命の民営化案内と旧契約の重要事項に基づく整理です。旧契約の政府保証は、公的医療保険や遺族年金と同じ給付制度という意味ではありません。民営化だけを理由に旧契約の保障内容は変わらないと公式案内に記載されています。
請求や満期はどこに連絡する?
旧簡易生命保険でも、保険金等の支払い・保険料の収納・住所変更などの実務はかんぽ生命に委託され、全国の郵便局で手続きできます。死亡保険金は公式の死亡保険金請求案内で受取人と必要書類を確認してください。入院・手術などはご契約者向けページから該当する手続きを探せます。契約日・特約で支払条件が異なるため、該当するしおり・約款が分からないときは窓口に照会します。
満期案内が届いたら、満期日、受取人、実際の受取額、据置や年金受取の選択肢、税金を契約ごとに確認します。親の証券を見つけた場合も、本人以外が手続きできる範囲を窓口に確認してください。紛失や不明点がある場合はかんぽ生命の問い合わせ案内を利用できます。
見直しでは旧契約の条件を残して比較
保険料を抑えたいときも、旧簡易生命保険を新しい保険に置き換える前に、今の保障額・払込期間・満期・解約返戻金を契約先に試算してもらいます。旧契約は保障を増やす変更ができず、いったん解約すれば同じ条件で戻せるとは限りません。減額・特約変更・新契約を追加する選択肢が使えるかは、商品と契約状態により異なります。新契約の引受結果が分かる前に旧契約を解約しないようにします。
民間保険で補う範囲を考える際は、死亡時の遺族年金や医療費の公的医療保険などを金融庁の公的保険ポータルで確認します。貯蓄・勤務先制度も加え、旧契約で残す保障と新たに必要な保障を別々に考えます。満期保険金や解約返戻金の課税は契約者・保険料負担者・受取人の関係で変わるため、税務署や税理士にも確認してください。
次に取る行動
証券の契約日と証書記号番号、契約者・被保険者・受取人を控え、今必要な手続きからかんぽ生命の契約者向け案内へ進みます。制度の違いはかんぽ生命・旧簡易生命保険、契約条件は約款・契約概要、解約を考える場合は解約前の確認も参考にしてください。