クレディ・アグリコル生命の年金保険|旧契約・解約前の確認

銀行などでクレディ・アグリコル生命の個人年金保険に加入し、今の価値や解約を調べたい方へ。現在販売中の商品と、手元の古い契約は同じ仕組みとは限りません。保険証券の商品名・契約日を確かめたうえで、受け取れる金額とリスクを自分の契約について確認する手順を説明します。

契約の判断を急がないための3段階
  1. 商品を特定保険証券の商品名・通貨・契約日を確認
  2. 金額を照会解約・年金・一括受取の可否と金額を同じ時点で比較
  3. 使い道と照合円で使う時期、公的年金、手元資金を踏まえて決める

最初に「定額」か「変額」かを見分ける

現在の商品一覧には外貨建の定額個人年金が掲載されています。一方、新規取扱いを停止した商品の一覧には「積立力V」などの外貨建変額年金や、過去の外貨建定額年金もあります。販売が終わっていても、加入中の契約の条件はその商品の証券・約款で判断します。現在の商品説明だけを当てはめないでください。

証券で正式な商品名、契約日、指定通貨、年金支払開始日、受取人を控えます。銀行は販売窓口でも、契約の引受会社と給付・解約の照会先は保険会社です。書類で商品が分からない場合は、銀行名を伝えてクレディ・アグリコル生命へ契約を照会します。

商品名から確認の入口を分ける
証券にある種類特に確かめること公式資料
外貨建定額年金契約時の積立利率、解約時の市場価格調整、為替と費用現行商品の説明例と自分の契約時の約款
外貨建変額年金特別勘定の運用実績、定額部分、解約控除、為替旧「積立力V」の説明例と自分の契約時の約款
円建変額年金特別勘定の運用、最低保証の対象と時点、費用取扱い停止商品の一覧と自分の契約時の約款

利率だけでは「今、円で受け取れる額」は分からない

外貨建の契約は、外貨で見た金額が増えていても、円換算では為替の影響を受けます。さらに、公式の解約案内では、商品によって解約時に市場金利を反映する市場価格調整や解約控除があると説明しています。変額年金では、特別勘定の運用実績も積立金や解約払戻金に影響します。これらは別々の要因で、すべての契約に同じ計算が適用されるわけではありません。

たとえば「積立力V」は定額部分と変額部分があり、同商品のリスク・費用の説明では、運用実績、定額部分の市場価格調整、解約控除、為替を分けて示しています。「定額部分がある」ことと「円で元本が保証される」ことは同じではありません。

現行の「年金力 介護プラス(米ドル建)」の積立利率ページでは、契約日に適用される積立利率と、解約・年金一括支払の市場価格調整に使う基準指標金利が別に示されています。今月表示される新規契約向けの利率が、以前の契約に遡って適用されるわけではありません。自分の契約については、照会時点の解約払戻金を保険会社に確認してください。

解約・年金受取・一括受取を比べる

老後の生活費を毎月補いたいのか、近くまとまった円資金が必要なのかで比較する選択肢が変わります。解約、一部解約、年金開始日の変更、一括受取は、商品ごとに可否と条件が異なります。一部解約の公式案内では、現行の「年金力 介護プラス(米ドル建)」や旧「積立力V」などは一部解約を取り扱わないとされています。「一部だけ引き出せばよい」と決めつけないでください。

保険会社へ、同じ照会日を基準に「継続した場合の年金見込額」「解約した場合の払戻金」「一括受取が可能ならその金額」を、指定通貨と円換算の両方で尋ねましょう。円換算に使うレート・手数料、将来変動する部分、控除後の金額、見積りの有効時点も確認します。年金受取人や死亡時の受取人、介護加算の特約がある場合は、受取方法の変更で条件がどう変わるかも確認します。

解約は書面による手続きです。マイページで書類を請求できても、ウェブ上の書類請求だけで解約が完了するわけではありません。契約者本人からカスタマーサービスセンター(0120-60-1221、平日9~17時、祝休日・年末年始を除く)へ連絡し、対象商品と必要書類を確認します。

公的年金と手元資金の不足分を測る

この保険を持ち続けるか考える前に、日本年金機構の「ねんきんネット」で公的年金の見込額を確認し、生活費との差と、急な支出に使える円預金を見積もります。公的年金は終身の基礎的な収入ですが、民間の個人年金は契約で定めた期間・通貨・受取方法の資金です。円で近く使う資金まで外貨建契約に置いていないか、資金の役割を分けて考えます。

受け取り方や契約者・受取人の組み合わせで税金の扱いは異なります。円換算した利益や課税関係をこのページだけで決めず、保険会社から支払・払込履歴を取り寄せ、税務署または税理士に確認してください。

次に取る行動

証券の商品名と契約日を調べ、該当する公式商品ページ・契約時の約款を開きます。次に保険会社へ、同日時点の年金・解約・一括受取の条件と円換算の目安を照会します。年金開始が近い方は変更手続きの期限も確認してください。そのうえで、公的年金と手元の円資金を並べ、解約が必要かを判断します。仕組みの基礎は個人年金保険、運用口座の違いは一般勘定と特別勘定、解約時の検討は解約前の確認を参照できます。